ヨガマットを選ぶにあたって、その素材選びが重要になってくることは別の記事でも紹介(7つのヨガマット素材を徹底解説)したんですが、厚さも重要な要素なんです。同じ素材でも厚みの違いによって、活躍する場が変わってくるんです。
というわけで今回は、ヨガマットの厚さについて詳しく見ていくことにしましょう。
Contents
ヨガマットの厚さを4種類に分類
特徴 | ||
---|---|---|
1~2mm | 極薄 | 携帯性抜群!素足感覚で! |
3~5mm | 薄め | 適度なクッション性! |
6~9mm | 厚め | 腰やひざの痛みが強いなら |
10mm~ | 極厚 | フィットネスや筋トレ向け |
分類すると上記のような感じになります。素材によっても変わってきますが、大体の目安にしてみてください。以下ではそれぞれについて詳しく見ていきます。
ヨガマットの厚さを一つずつ詳しく解説!
1~2mmのヨガマットの特徴とメリット・デメリット
おはようございます。ミュンヘン6am。去年からこの折り畳みヨガマットが旅の必需品です。毎日ストレッチしないと身体が動かなくなってしまうのであります。 pic.twitter.com/o3bsmdF0D1
— なっち (@nachisan2) 2014年12月26日
極薄1mmのヨガマットは、一般的なヨガマットに比べてかなり違った特性があると言えます。購入の際は以下のような点を理解したうえで買いたいものです。
軽いし折りたためる!
1mmくらいの厚みのヨガマットなら、丸めるのではなく折りたたんで収納することもできるんです。だから厚いヨガマットに比べて格段に携帯性が上がります。折りたためれば、バッグの中にしまうことだってできるんですよ。
当たり前のことですが、厚さが半分になれば重量も半分になるんですよね。例えばMandukaの厚さ1mmエコスーパーライトなら、重さは1キロを切って約900グラム。これなら持ち運びも苦になりません。
クッション性は望めない?
ここまで薄いヨガマットでは、よほど良質な素材のものを用いないと、十分なクッション性は望めません。座位が多いヨガでは、少し苦痛を伴う恐れもあります。
でも逆に立位の練習用には、薄いヨガマットはやりやすくて良いんですよ。例えば片足でバランスを取るのに、床でするのとフカフカベッドの上でするのとでは難易度が大きく違いますよね。もちろん簡単なのは床の上です。薄いマットはバランスがとりやすいんです。
でもグリップ力は問題なし
ヨガマットは薄くても厚くてもグリップ力はそれほど変わりません。むしろ体重が逃げない分、薄いヨガマットのほうがグリップに優れているとも言われます。だからこそ上級者ほど薄いマットを好むわけ。
用途は意外と幅広い!
極薄ヨガマットって旅行用だけのものだとも思われがちなんですが、グリップ力があって安定するし、普段使いにもかなり心強い存在でもあるんです。1枚買って損はなさそうですね。
3~5mmのヨガマットの特徴とメリット・デメリット
この厚さになるとかなり標準的なヨガマットの厚さになってきます。なので用途は広そうです。
普段の持ち運びに便利!
通常この厚さのヨガマットは折りたたんでの収納はできません。出来ても丸めるほうがコンパクトになることが多いので、バッグに入れての持ち運びは難しいと言えます。
それでも丸めればかなり小さくなりますし、ヨガスクール通いにも適しています。そんなに重くないので女性でも扱いが簡単です。
使い心地も抜群
一般的なヨガを行う上で、一番適しているとされる厚さがこの3~5mmのヨガマット。適度なクッション性で安全性を確保しながら、気持ちよくヨガに取り組めますよ。
迷ったらこの厚さで間違いなし
特に偏った用途を考えているのでなければ、一番のおすすめは3~5mmです。初心者の方はまずこの厚さで初めてみてください。
実際に多くのヨガマットメーカーで、入門用の一般的なマットはこの厚さになっています。だから特に意識しなくても3~5mmのマットは手に入りますよ。
6~9mmのヨガマットの特徴とメリット・デメリット
兄からのヨガマットきた!!長い!!!!!黄緑!!!!厚い!!! pic.twitter.com/14KAR0t4WU
— 痩せます月夜猫 (@tukiy088) 2016年3月27日
この厚さになってくると重量もけっこうありますし、一般的な厚さではあるものの、用途も限られてきてしまいます。
重くて大きいから主に自宅用
厚いヨガマットを持ち運ぶのって意外とかなり大変なんですよ。だから携帯する用途を考えているなら、6~9mmは厚すぎます。逆に完全な自宅用とするなら重くても問題はないですよね。
クッション性は抜群
厚いヨガマットはクッション性が命です。薄いヨガマットでの座位や仰向けでのヨガで痛みが強い場合には、厚めのヨガマットにチェンジするのもアリです。
初心者がいきなり購入するのは?
このくらいの厚さのヨガマットなら、バランスがとりにくいと感じることは少ないんですが、どうしてもマットに頼るようなヨガになりがちなんです。そのあたりで薄めのヨガマットが勧められるわけですね。
10mm以上のヨガマットの特徴とメリット・デメリット
分厚いヨガマットはフカフカでいいなぁ(σ≧∀≦)σ
— ☀️宇佐美知代🐰 (@tomoyousami) 2017年2月28日
極厚ヨガマットは本来のヨガではほとんど用いません。限られた用途のための特殊なヨガマットと理解しましょう。
筋トレやピラティス用に
ヨガっていろんな進化を遂げてますよね。本来的には精神的な要素が強いものなんですが、現在では筋トレやピラティスなどの、エクササイズとしてもヨガは取り入れられているんです。
そういった激しい運動を薄いヨガマットで行うと、体を痛めてしまう可能性があるんですね。そんなときに極厚ヨガマットは用いましょう。
妊婦さんの軽い運動用にも
出産前の軽い運動にヨガって用いられたりしますよね。そんな時に極厚ヨガマットはかなり使えます。妊婦さんにとっては安全が第一なので、極厚のマットでしっかり体を保護しましょう。同じ意味で高齢者の方にもメリットがありそうです。
持ち運びは不可能!
極厚ヨガマットの持ち運びはほぼ不可能といえます。ですので限定用途の特殊ヨガマットと理解して購入してくださいね。
結局どの厚さのヨガマットを買えばいいの?
ここまでじっくり読んでいただいた方なら、おすすめの品はもうわかりますよね?
ヨガ初心者におすすめの厚さは3~5mm
3~5mmくらいの一般的な厚さでちょっと薄めのヨガマットなら、適度なクッション性と携帯性などバランスに優れ、広いシーンで活躍してくれること間違いなしです。
そこから痛みが強ければ厚めのマット、旅行用には極薄マットと購入していけばよいでしょう。
自宅で気軽にヨガを始めるなら、わざわざ教室に通うよりDVDのほうがいいかも。初心者さんにおすすめのDVDを紹介していますので、こちらの記事も参考にしてみてください。